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風のように、我が本位

 定義出来ない からこその 愛。 欲望に取り憑かれて 探し続けた真実。 土台からして 矛盾を抱える 悟りへの道。 (しりたいのか?) 執行される正義、個人的事情で無自覚が剣を振るう 誰のため? 我ためでなければ真に善足り売るのか、迷い 本意を見失う。 芯のない、花のように 風を体現できたなら、 或いはまた逆に。成し得るやもしれぬな……本心。

直覚する愛という定義のならないもの

 本来大事な一つの事を。 ‥絞り込もう。 ‥絞り込もう。 ……大事な人生のために、価値観のために、世界観のために、えげつない牙を剥く獣が如くの欲望のためにこそ……。 私の欲望。  偽善/正義/愛・孤独。 根幹に横たえる、“個であるという存在の心臓”は自分を満たすため、 他人を現実に消費して善と徳と悪と得とを行き来する特だ。 最後の言葉に辿り着きたい。もやもやとして歯車が回り、幾つ幾つも連鎖を生み続ける思考の反応が憎い。 言葉でないとわかっても、理解していても人間が考える葦だという事実が邪魔する。 すべて全てを、直感に委ね愛に生きたいのだ孤独を尊厳で守り抜きたいのだ あなたは誰だ。

私は詩情、書かなくとも書家

 私が詩人だというのなら詩人なのだろう 書けないからといって、 書かないからといって、 詩人が詩人以外の有りようで在れる筈もない。 今日の命が燃え尽きた後、 燻った詩情が夜な夜な頭をもたげては、夢の内界に訪れるなら それはその人間の感性が詩情をしているという事だその人間の感性が詩人をしているということだ。 私が同じように。…… 書かないとしても書家であるのならば。 書けない一日を燃やした書家であるならば。 私は書家 なのだ。 最果てまで巡って詩情を探し 最奥まで潜って趣を掴み その大事、 ……それこそを書くと心に決めるなら、 それが詩人の本願でないか、 そして書家の本望でないか。 心こそ。  ……あれ。

依存の様な砂丘の懐胎

抱き締めたら 最後になるかもしれない思い出を 何ミリだか分からないヤニに被せて 吐息を甘く吸い尽くす とてもとても苦い思念になったそれは 時間の感覚を今でも狂わせる程の記憶 とち狂っていたあの愛の様な暴力が 抱き締めたら 砂の城の様に崩れ去った 冒険しようと 約束したかった雨の日も 夏を待ちながら蛹になったカブトムシを感じた雑木林も 何もかもが幻想と 言い得たならば夢のまた夢は幸福だったのに 力及ばず頽れた膝は地面を突いて 今また春が来たことを喜びと共に迎える 期待してしまう今後の展開占って 誰のためでもないカードを裏返しに付置すると 机上に置いてけぼりの神託は 量子力学の夢幻に沿って捲られる時を待つばかり 直裁的に裁かれた悪を 憎む人がどれだけいるのかと 疑問符を投げ入れる噴火口の中 病める人のこうべをなでる安心感だけで 僕の心が肯定されなどしない……

嗚呼、あなたはFさん

  ベーグルとアイスカフェオレ。とあるカフェに入店し、店内をざっと見渡す。はじめまして。挨拶代わりの小宇宙散策。フリースペースの喫茶コーナーに腰を下ろし、荷も下す。兼ねてよりの仲ではないのだが笑顔を店員さんと交わす。クッキー生地の掛かったベーグルを平らげた。  やろうと思っていたことがあったのでリュックサックからエッセイを取り出す。そうだ。これからの僕は読書時間だ。見開きの、2頁を読み終える都度、アイスカフェオレを少し進める。アイスカフェオレが少し進むと、また2頁の見開きを啜るように飲み下す。 細切れに、スローなペースで時間は過ぎていたのだろう。飲食とエッセイの取り合わせは非常に佳味で。読者としての量分を越えず、読者として物事を捉え、読者として個人の体験に落とし込んで文字に色を付ける。思いを馳せる。 「もっともっと作者に近づきたい」 そう欲求してしまう僕はトリックを暴きたくなる衝動に駆られる。  思わず行間に疑問符を見付けた。「エンターテイメントとして開陳された字面を正価で受け取る読者であること」と「執筆マジックを越えて人間性に肉薄していく謂わばのハッカーであること」‥果たしてどちらが筆者冥利に尽きるのだろう?否。 そんなことはどうでもいい。さあ。果たしてどちらが読者という仮面被った自分であるのか、そして果たして。どちらの生き様を示すことがこの僕の筆なのか???  ……それが問題だった。  嗚呼、Fさん。あなたのエッセイに触発されて。 嗚呼、Fさん。あなた以外の読者へ向けて。 私は僕という人物像の幻想を筆振り翳して描きます。その熱量に感謝して、嗚呼、あなたはFさん。  さて、といって僕はこの席を立ちます。カップに十分な滴が滴り、氷も溶けかけ味を薄くしたアイスカフェオレ。 その残り味が異様にエモーショナルに感じた午後なのでした。

『己責む』

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  ◆ ◆ ◆ 万 物 が。 生 成 されて は精 を帯び 色 は 歌う 感 傷 は抜き にし て 生 き 急 ぎ 命 は 己 が 命 運、抑えきれぬ から こ そか ? それ と も ……。 電 流 を 流 し て 注 ぎ 込む 記憶  に ‥いつの 頃 から か 色 が付いて 悲 しみ 、 喜びを 悲 しみ、 勝 利 を侮蔑し 、 悲 しみ 、 頼む から 魂 は 逝 かない でく れ と 喜び 、 盤石 の 布陣 で 輪が首 を締め る 。 繋がった 総て を発ったとき 発 する旅路で の こ と ば 誰が為がものであろうかが…… 芯を責める。

凰(Ou)

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  (鳳凰の雌) はばたけるもの天を穿つ